CLINIC + RECOVERY
/医療と患者の距離を近づけるラウンジ的スポーツ医療空間
/ IWAKI FC CLINIC / IWAKI FC RECOVERY STATION
/ 株式会社HealtheeOne
/ Design & Construction
/ 2018
医療と患者の距離を近づけるラウンジ的スポーツ医療空間
いわきFCの持つアセットと地域医療を融合することで、いわき市が抱える医療課題を解決するためのクリニック空間を創出した。第一線で活躍するスポーツドクターが診療を行うことで、レベルの高いスポーツ医療を地域に提供する。ビデオ通話システムの活用で東京などの遠隔地にいる実績あるベテラン医師の指導により、いわき市でもスポーツドクターを育成することが可能となる。また整骨院が併設することで、クリニックで診察した患者の日常的なケアを整骨院で実施して健康的な体づくりを目指す。一般的な病院は白い壁に囲まれている。いわきFCクリニックでは「黒い壁」が患者を迎え入れ、緊張や不安を和らげる。いわきFCが持つ商業施設・いわきFCパークのメインフロアに構え、商業に溶け込むラウンジのようなクリニック空間により医療と患者の距離を縮め日常的な利用を促進する。「待つ」という行為から商業施設で「楽しむ」という行為に変化する。
サッカーチーム+医療によるまちづくり
スポーツ医学と地域医療の融合より、まちづくりに貢献
最先端のスポーツ医療知識・スキルを持つドクターの元、スポーツ医療の向上と浸透をはかり、またIoTを活用して医療提供・若手ドクターの育成を実現する。
救急の受け入れ先が少ないいわき市で往診による一時救急の提供をする。また診療所と整骨院を併設することで治療の精度・効果を高める。
一般的な医療空間の問題点
- 白くて無機質な空間が緊張を生む
- 長時間居心地の悪い待合室で待たされぐったりしてしまう
- 症状が悪くなってもなかなか足が向かない画一された空間
地域医療と融合するスポーツ医療空間とは?
Clinic
医療機関特有の無機質さを抑え、
カラダの不調や治療への不安を和らげる
Recovery
Station
コマーシャル要素のある空間により、
日常的に訪れたくなる地域の健康コア空間
待合のない空間
スマホを使った呼び出しシステムにより
パーク全体が待合空間となる
バックスペースのない空間
クラウド型電子カルテの導入により
紙のカルテが不要に