/香り×アート×ミュージアム×イベント
/BELAIR LAB
/ロート製薬株式会社
/design & construction
/2020

クライアントと共に香りの新たな価値を共創してきた「BELAIR LAB」が、１３種類の上質な香りによって、より豊かな日々の暮らしのための空間を提供する。

調香師クリストフ・ロダミエルによって選び抜かれた、貴重な香料を積極採用したサステイナブルな香りづくりや、日本人の生活文化や感性に響く、自然とのつながりを大切にしたフレッシュな香りをふんだんに取り入れている。

「香りを楽しむこと」を最大限に伝えることを空間コンセプトとし、ただ商品を眺める、説明を受けるだけのイベントではなく、様々な角度から香りを体験する仕掛けがふんだんに盛り込まれている。
メインストリートから望むウィンドウには、タイポグラフィーをそれぞれの持つ香りのイメージをレイアウトで表現。

会場内はストーリー仕掛けの動線となっている。 シャンデリア型の香りテスターが来場者を迎え入れ、実際に多数の香りを楽しんでもらったあとは、香りという嗅覚をその他の感性への変換を体験してもらう。
シャンデリアで嗅いだ香りのイメージに近い「色」や「詩」のカードを選ぶ、嗅いだ香りを表現したアーティストの作品を鑑賞しながらその香りを嗅ぐ、といった視覚と嗅覚が融合した体験空間が広がる。

香りを楽しみ、体験した来場者たちは自然と製品への関心が高まり、より商品を知ろうとスタッフとのコミュニケーションが生まれ、この楽しい空間をみんなに知ってもらおうとSNSで拡散する。
展示ディスプレイは、モルタル床と白壁といった会場の雰囲気を生かし、白を基調としたアンティーク家具やイベント造作什器を多用。香りの持つ上質なイメージにふさわしい、ミュージアムのような空間を低コストで作り上げた。